敷寝具(敷ふとん・マットレス)の日常のお手入れ

敷寝具はお手入れを怠るとカビる

 人は睡眠中に汗をかきます。特に夏場の暑い時期や新陳代謝の良いお子さん等は軽い運動した位の汗を睡眠中にかいています。そして、その汗は通常寝具が吸収します。

 そんな汗(水分)を吸収した寝具を放置しておくと汗シミになるだけじゃなく、最悪のケースはカビが発生し非常に不衛生な環境で眠る事になります。汗(水分)を溜めない様に干したり、様々な方法で汗(水分)を溜めない様にお手入れしましょう。

 特に敷寝具は睡眠中に外気にほとんど触れません。よって掛寝具と異なり吸収した汗(水分)が外気に放出されにくいので注意が必要です。

ダニやノミの温床にも

ベッドもお手入れを怠るとダニやノミの温床になります。

 お手入れを怠った敷寝具はダニやノミにとって最高の繁殖場でもあります。例え寝具の素材がダニやノミを寄せ付けない性質だったり、防ダニ等の加工がしてあっても、人が使用する事で寝具にアカやフケが付着すればそれがエサになり繁殖します。どんな敷寝具でも清潔に使いたい場合はお手入れをきちんと行いましょう。

裏面も外気に触れさせる

 敷寝具が吸収した汗(水分)は床(畳)やベッドフレームの床板に接する裏側に溜まりやすいです。その裏面を外気に触れさせる時間を作る事を意識しましょう。

ひっくり返す

敷ふとんタイプはひっくり返しましょう。半分に折って、翌日は逆側を半分に折ってを繰り返しても良いでしょう。

立てる

三つ折りマットレスやベッドマットレス等の独立出来るタイプは立てましょう。

除湿シート

フローリングに敷く場合は必須!

 除湿シートは敷寝具の下に敷いて、敷寝具に溜まる汗(水分)を吸い寄せる道具です。湿気の逃げ道が無いフローリングで敷寝具を使う場合は必須と呼べる道具です。

 また気密性の高い最近の住宅にお住まいの場合も使用をオススメします。一見すると湿気が抜けやすそうなスノコ仕様のベッドフレームでも気密性の高い住宅の場合は使った方が安心です。マットレスとスノコが触れている部分がカビます。

 それから除湿シートは定期的に干しましょう。除湿シートに溜まった湿気を外気に放出する作業を行わないと意味がありません。

マニフレックスのお手入れ

 敷寝具のお手入れと基本は一緒です。ただ、マニフレックスの場合は天日干しにリスクが付きます。

紫外線はモノの劣化を早める

 そのリスクとは紫外線です。紫外線は殺菌効果を持つのでメリットもありますが、劣化を早めるリスクがあるのです。

 頻度に気を付けましょう。自然素材の布団みたいな頻度ではなく、天日干しを行う場合は「月に1回」位を目安にして下さい。当店はお試しレンタルサービスや貸し布団でマニフレックスの寝具を使っていますが、使用後は天日干しをしています。

ふとん乾燥機

 マニフレックスは熱に非常に強いので「ふとん乾燥機」を使えます。使う際は湿気の逃げ道を作る事を意識しましょう。

 ふとん乾燥機は冬場に眠る前に使用する事で寝具を温かくしておく事にも役立ちます。ただ、直前に温めると寝具が熱くなりすぎて眠れなくなるなんて事態も起きますのでタイミングに注意しましょう。

三つ折りマットレス

取っ手は使わない方が良い

畳む時に使うのは良いですが、持ち運ぶ時に使うのはオススメしません。特に大きいサイズや比較的重たいDDウィングは気を付けましょう。

ローテーション

3分割されている芯材はサイズも構造も基本的に同じです。側生地から取り外しも出来るので、一番負荷が掛かる中央部分の芯材を定期的に交換すると長持ちします。

ベッドで使う場合

フレームの上で立てる

マニフレックスのマットレスは比較的軽いタイプが多いので簡単に持ち上げる事が出来ます。厚みのあるタイプならベッドフレームの上で立てる事も出来ます。

スノコでもカビる

床板がスノコのベッドフレームでも日本で使う場合は安心しないで下さい。お手入れをしないとマットレスもスノコもどちらもカビます。

特に最近の気密性の高い住宅環境や海沿い川沿いにお住まいの方は注意しましょう。

マットレス表面に出来る毛玉

 マニフレックスは側生地の特性から表面に毛玉が出来るタイプがあります。気になる場合は事前に対策がうてるタイプはそれを行っておきましょう。それが出来ないタイプは当店の丸洗い(クリーニング)の際には毛玉もかなりキレイになりますので、定期的に丸洗い(クリーニング)を行いましょう。

イタリアンフトンⅡ

敷ふとんカバーを被せて使うと毛玉の発生を抑えられます。その際は綿100%のカバーにしましょう。ポリエステルが混じったカバーだと、そのカバーに毛玉が発生します。

DDウィング

カバーをすると折り畳めなくなるので、敷布団感覚で使う場合に毛玉が気になる場合は定期的な丸洗い(クリーニング)を行って下さい。

当店は敷寝具も洗える

通常のクリーニング店だと敷寝具の丸洗い(クリーニング)は対応出来ないケースが多いですが、寝具専門の丸洗い業者にお願いする当店なら大丈夫です。マットレスタイプでも洗えます。

ふとん屋の丸洗い(クリーニング)

寝具だったら大体のモノが洗えます。枕やマットレスの様な寝具でもお気軽にご相談下さい。