正しく使えばとても便利な補助寝具「毛布・敷パッド」
季節の変わり目で重宝する「毛布」
寒かったり温かかったり気候が定まらない季節の変わり目は掛ふとんに簡単に足したり引いたりが出来る「毛布」が重宝します。
そんな毛布の
『正しい使い方』を知っていますか?
毛布は「素材」によって使い方が変わる
ここ数年、寒い時期になるとテレビで「毛布は羽毛ふとんの上に乗せて使いましょう」と紹介される事が多く、全ての毛布をそう使わないといけないと思っている人がいます。しかし、それは違います。
この話は季節に関係なく眠ると人は必ず汗をかきますので、その汗を吸わない毛布は体の近くで使えず、羽毛ふとんの上に乗せて体から離せないといけないのが本質です。
つまり、汗をしっかり吸える素材の毛布だったら上に乗せる必要はありません。汗吸いの良い「自然素材の毛布」なら掛ふとんの下(内側)に使えるのです。また自然素材の毛布なら敷いて使う事も出来ます。
寒いはずなのに毛布や掛ふとんが体からズレる
この毛布の使い方を間違うと寒いはずなのに毛布や掛ふとんを蹴飛ばしていたり、体からズレている状態が生まれます。
掛ふとんの
下(内側)に使える毛布
- 綿毛布
- ウール毛布
- カシミヤ毛布
- キャメル毛布
- シルク毛布(絹毛布)
掛ふとんの
上に乗せて使う毛布
- アクリル毛布
- ポリエステル毛布
※当店は掛ふとんの下(内側)に使える自然素材の毛布を中心に品揃えをしますが、アクリル毛布も取り扱いはあります。
※当店の「マイクロマティーク毛布」など、吸湿性を持たせた特殊な化学繊維の毛布も一応掛ふとんの下(内側)に使えます。
※毛布の商品ポップには「使い方」も表示してあります。
軽い毛布をお探しの方が増えています
多くの方が思い浮かべる毛布はアクリルやポリエステルの毛布で、タイプによっては2枚合わさっている毛布もあり、実はかなり重たいのです。当店では毛布の「重量」も商品ポップに表示して毛布の重さを比べる事が出来ます。
シーツの代わり「敷パッド(ベッドパッド)」
敷パッドという寝具は、人によってはカバーって言ったり、シーツって言ったり、マットって言ったりするんですが、用途を考えるとシーツが一番近いです。シーツに薄く「わた」を入れて吸湿性(汗を吸う力)をアップし、四隅のゴムバンドで敷寝具に引っ掛けて使う寝具です。
家具屋さんではベッドパッドと呼ぶ寝具と基本的に同じですね。当店ではご家庭で洗える厚さを敷パッド、中わたが多く厚くて家で洗えないタイプをベッドパッドと呼んで区別しています。
「中わた・詰め物」まで確認する
品質表示をチェック!
敷パッド(ベッドパッド)は肌に触れる「生地(表地・裏地)」とその生地に挟まれる「中わた・詰め物」で作られる寝具ですが、これは基本的に体に近い部分で使う寝具です。
つまり「吸湿性(汗を吸う力)」が非常に重要な寝具になりますので、生地に挟まれて見えない中身の素材である「中わた・詰め物」まで何が使われているかを確認しましょう。
自然素材・天然素材を謳っていても…
綿や麻等の"自然素材・天然素材を使っている"と謳っている寝具でも「どの部分」に「どれだけの量」が使われているかを調べないと本当に素材を活かした寝具かどうかを見極める事は出来ません。
春秋用
肌に触れる生地(表生地)
「ガーゼ」
生地の素材
「綿」
中わた・詰め物
「綿」
夏用
肌に触れる生地(表生地)
「しじら」「ちぢみ」「平織り」
生地の素材
「麻」「綿」
中わた・詰め物
「麻」「綿」
冬用
肌に触れる生地(表生地)
「パイル」「ボア」「ガーゼ」
生地の素材
「毛(ウール)」「綿」
中わた・詰め物
「毛(ウール)」「綿」
※当店では肌に触れる表の生地は自然素材100%、中わたや詰め物は自然素材90%以上の敷パッドを中心に仕入れをします。
※冬に乾燥する地域(雪が降らない地域)で使う場合は、使う人の体質次第で肌に触れる生地だけ自然素材でも眠れる人はいます。中わたがポリエステルでも大丈夫です。
触ってヒンヤリよりも使ってサラサラ
暑くなると触ってヒンヤリを謳う「接触冷感」の寝具が出回りますが、これには要注意です。このタイプの寝具は化学繊維のポリエステルで作られている事がほとんどです。化学繊維は汗吸いが非常に悪く、使うと非常にムレます。寝入りだけは気持ち良いかもしれませんが、寝ている間に蒸し暑くて起きたり、寝汗でベトベトになりますので実際は睡眠の質を落とします。
不要なアクリル毛布やポリエステル毛布を無料回収しています!
「DOG RESCUE BLANKET」
当店では茨城県の動物指導センターへ「アクリル毛布(ポリエステル毛布)」を届ける活動を支援しています。こちらの施設で保護されている犬さん達を冷えから守るために水を吸わない化学繊維のアクリル毛布やポリエステル毛布を集めています。