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快眠アドバイス

快眠アドバイスは当店に寄せられた睡眠や寝具に関する相談とその対応の記録です。

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最新の快眠アドバイス  2018年7月24日

『アレルギーと寝具』

前回の快眠アドバイス『家庭で洗える掛ふとんに対する考え方』の最後を

それから、この様な洗える掛ふとん、洗える寝具は“アレルギーを持っているので使っている”という方も多いですね。さて、それは本当に正しい使い方、選び方なのでしょうか。この“アレルギーを持っている方はどの様に寝具を考えた方が良いのか”は、次の快眠アドバイスで取り上げます。

と、締めました。

そういう事で、アレルギーを持っている方はどの様に寝具を考えたら良いかについて今回は書きます。

まず素材に対してアレルギーを起こしてしまう人は、当然ですが「その素材を使わない事」です。そして吸湿性や保温性、敷ふとんなら耐圧分散性や姿勢保持性などを「寝具として備えるべき性能を持っているか」を確認しましょう。

私はアレルギー体質の人こそ、しっかり睡眠を取って免疫力の維持・向上を図るべきだと思います。

例えば素材に羽毛が使えない場合、綿や羊毛という吸湿性や保温性を持った天然素材のその他の選択肢があります。「羽毛が使えない」=「天然素材が使えない」ではありません。

吸湿性や保温性には乏しいものの直接的にアレルゲンにはならない事からポリエステルを使った寝具で「アレルギー体質の方向き」と言った謳い文句の商品も多いですが、そもそも寝具が持つべき性能を備えているかをまず考慮すべきだと思います。

ちなみにポリエステルの寝具でも人が使えばダニやノミが発生するリスクは高まります。静電気が起きやすいのでホコリも集まりやすいです。

では、その様に人が寝具を使う事で生じてしまうダニやノミ、ホコリ等にアレルギー反応を起こしてしまう人はどうするべきか。その寝具の「お手入れが簡単かどうか」をまず考えてほしいです。

家庭で洗いやすいか、丸洗いに出す場合に安価で出来るか、湿気を飛ばす乾燥(天日干し)が簡単に出来るか等です。ふとん乾燥機を使えるかも考えた方が良いでしょう。

ただ、この場合も注意してほしいのが、そのお手入れが簡単な寝具が「寝具として備えるべき性能を持っているか」です。洗いやすいとか、乾燥が簡単に出来るとか、その様な特徴を謳う寝具は吸湿性に乏しいポリエステル等の化学繊維を使っている場合が多いのです。

その為、お手入れが簡単かどうかを寝具単体で判断していくよりは、寝具の組み合わせを利用して「お手入れの簡単さ」と「快適な睡眠」を確保していくべきでしょう。

組み合わせのポイントは肌と触れる寝具を「洗いやすいもの」かつ「吸湿性の良いもの」にして、常にその寝具を使う事です。

季節への対応は、その常に使う寝具の上に掛ふとんを重ねる事で行います。掛ふとんは最低2種類(薄いもの、厚いもの)は用意した方が良いでしょう。日本には四季があります。掛ふとんが1種類では対応しきれません。

「洗いやすいもの」かつ「吸湿性の良いもの」とは具体的には「キルトケット」「タオルケット」です。「ガーゼケット」も良いでしょう。素材は「綿」や「麻」が候補になりますね。

また、カバーやシーツでダニを通過させない高密度の生地を使った補助寝具もありますが、この様な高密度のカバーやシーツは吸湿性が悪くなるデメリットを持っています。人が直接触れる形で使うと、寝床内がムレて睡眠の質を落とします。加えて、このタイプの多くの商品がポリエステルで作られています。

この様な補助寝具を使う場合も必ずキルトケット、タオルケット等を併用して下さい。敷ふとんやベッドマットレスの場合は敷パッドを使いましょう。

ベッドスタイルの場合は従来の金属コイルのベッドマットレスではなく、ウレタン系素材の三つ折マットレスやオーバーレイを組み合わせて使うなどして、マットレスを定期的に丸洗いに出すために持ち運びがしやすい方が便利だからです。

綿ふとんが昔からダニやノミの温床等と言われますが、ベッドマットレスだって人が使っていれば同じです。むしろ綿ふとんなら丸洗いや打ち直しでお手入れが簡単に出来ますけど、従来の金属コイルのベッドマットレスを丸洗いに出すのはかなりの手間ですからね。

寝具を購入する場合は、まず購入予定の店舗が「丸洗い」を受け付けてくれるか。お近くのクリーニング店が寝具の丸洗いをしてくれるか。してくれる場合、どんな種類の寝具まで受け付けてくれるかも確認した方が良いでしょう。

当店でも寝具の丸洗いは受け付けています。詳しくはWebサイトを。マニフレックスのマットレスや枕も丸洗いをしますよ。

●当店Webサイト内「お手入れ」
『丁寧なふとん・寝具の丸洗い』

睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。

■今回のアドバイスに関連する当店BLOG記事も是非ご覧ください。
快眠アドバイス(2018年6月26日)
『家庭で洗える掛ふとんに対する考え方』

今、注目の快眠アドバイス  2018年5月21日

『夏の寝具は触ってヒンヤリよりも“使ってサラサラ”』

皆さんは“触ってヒンヤリ”する夏の寝具を使っていますか?

もしくは使ったことがありますか?

この数年で夏になると色々なお店や通販サイトで見かける様になりました。

ただ、夏の快眠を求めて寝具を選ぶなら触ってヒンヤリではなく『使ってサラサラ』じゃないといけません。

その理由は

触ってヒンヤリ(接触冷感)を謳う寝具の多くは吸湿性の悪い素材を使っています。代表的なのがポリエステル等の化学繊維ですね。最近はレーヨンと言われる再生繊維の寝具も多いですけど、これも私は吸湿性の悪い繊維だと考えています。吸湿性が良い素材は自然素材、自然のままの構造を保った繊維です。グローバル総合試験機関「ボーケン」や日本寝装品協会の調査でもポリエステルは自然素材に比べて吸湿性が劣る事を報告しています。

具体的な素材名は「綿(木綿・コットン)」「麻(リネン・ラミー)」です。麻の方が発散性が優れていますね。麻は室内の温度と湿度の条件が整っていれば触ってヒンヤリしますよ。

※右の写真【リネンの原料となる亜麻科のフラックスという植物】

また素材は同じ綿100%でも、どんな肌触りの生地に加工するかで発散性を良くする事は出来ます。空気に触れる表面積が増える生地「ガーゼ・しじら・楊柳・リップル・シアサッカー・ワッフル・縮み」等は綿100%でも発散性が良いですね。

※左の写真【表面が凹凸状に加工されたしじら織り生地】

見直しの際、優先順位の高い寝具は体に一番近い「パジャマ」と、夏は体の多くの面積が触れる「敷パッド(ベッドパッド)」もしくは「ベッド用BOXシーツ・敷ふとんカバー・敷ふとん用フラットシーツ」です。

パジャマやシーツなどは素材や生地をシンプルに確認してもらえたらOKですが、敷パッド(ベッドパッド)を選ぶ時は肌が触れる表生地の素材だけじゃなく、中に使われる「わたの素材」まで確認して下さい。

中に使われる素材が吸湿性の悪い素材だとやっぱりムレやすいです。商品に付いている品質表示の「中わた・詰め物」の項目まで確かめましょう。

もしも夏場の寝ている状態が“こんな場合”は、寝具の吸湿発散性を見直してみると睡眠の質が上がる可能性が高いですよ。

□ 起きると寝汗がベトベト、寝汗がヒドイと感じる場合

□ 夜中にムシ暑さによる不快感で何度も目が覚める場合

□ 寝相が悪い場合(掛けている寝具は蹴飛ばす、敷ふとんから体がはみ出る)

また発汗量の多い子供用の寝具は特に注意して下さい。言葉を話せないうちは不快感を泣く事でしか訴えられませんので。お子さんが“こんな様子”なら寝具の素材を見直してみましょう。

□ 夜泣きが多い気がする

□ 寝つきが悪い気がする

□ 気が付くと汗でビショビショになっている

それと、寝室の温度と湿度の管理も大切です。

夏場の寝室の環境は「室温26℃・湿度50~60%」が理想とされています。

寝室の温度が高かったり、湿度が高かったりすれば、どんな寝具を使おうと快適には眠れません。睡眠の質は生活習慣と寝具に加えて「寝室環境」も重要な要素です。無理せずエアコンや扇風機などの電化製品を活用しましょう。

そして最後に余談です。何か科学的なデータがある訳でもないので、私個人の経験の話ですので。

自然素材って臭いにくい気がします。もちろん洗濯を怠れば菌が繁殖して臭うでしょうけど、普通に洗っていればそんなに臭わない様な気がします。

運動で使うスポーツウェアは私もポリエステル素材の商品を使いますが、何回か使ったウェアは自分でも嫌な臭いを感じます。高校の時に使っていた練習着も未だに着られるモノは改めて品質表示を見たら綿が使われていました。自分で洋服を買うようになってからは特に下着と靴下は素材に気を使っていますが、臭いは気にならないです。

スプレーとか洗剤で消臭や芳香を前面に押し出す商品が増えている気がしますが、これって衣類や寝具に使われる素材の自然素材の割合が減ってきたからじゃないのかなって個人的に思っています。私はあ~いう製品は嫌いというか、なんか苦手で一切使いません。

もし旦那さんの靴下の臭いが気になるなら、こっそり綿の混率の高い靴下に替えてみてはいかがでしょうか?発色が良くないのでデザイン性には劣りますけどね。

以上、余談でした。

睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けています。お気軽にどうぞ。


■今回のアドバイスに関連する当店BLOG記事も是非ご覧ください。
商品たちの物語(2017年7月20日)
20、接触冷感と天然素材 『夏用の敷パッド(ベッドパッド)を寝比べる』
快眠アドバイス(2017年11月27日)
『寝具の良し悪しは目覚めた時の状態で決める』
快眠アドバイス(2017年10月30日)
『羽毛ふとんの選び方2017』
快眠アドバイス(2017年9月18日)
『カバーやシーツは肌着と同じ』
快眠アドバイス(2017年8月1日)
『イタリアンフトンⅡと綿の敷パッドで眠れました!』
快眠アドバイス(2017年5月23日)
『子供(赤ちゃん)の寝具選びで大切なこと』
快眠アドバイス(2016年4月25日)
『寝相の悪さはふとんの中のムレが原因かも…』

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