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快眠アドバイス

快眠アドバイスは当店に寄せられた睡眠や寝具に関する相談とその対応の記録です。

このページでは最新の快眠アドバイスと、これまでに行ってきた快眠アドバイスから今注目のものを掲載しています。

バックナンバーからはこれまで行ってきた全ての快眠アドバイスを見ることが出来ます。こちらは当店のBLOG(アメブロ)へリンクしています。

最新の快眠アドバイス 2021年9月27日

『羽毛ふとんリフォーム(作り直し)の料金の秘密』

今では多くの方が使っている羽毛ふとんですが、長年使って古くなった羽毛ふとんは作り直せます。

この作り直しのシステムを寝具業界では「リフォーム」と呼んでいます。

この羽毛ふとんのリフォームですけど、新品の羽毛ふとんに大きな価格差があるのと同様にリフォームにも大きな料金差が生じています。

例えば「リフォーム19,800円より」の様な料金を表示しているリフォームのチラシや広告を見た事がありませんか?

一方で当店はこの様に表示して広告を作ります。

「リフォーム料金の目安は38,600円から88,000円」

同じ羽毛ふとんのリフォームなんですけど、表示している料金に随分と差がありますよね。

今回はこの差の秘密を解説します。

【秘密その①】洗浄方法

羽毛ふとんのリフォームをざっくり説明すると「羽毛ふとんの中身を取り出して新しい側生地に入れ直す作業」なのですが、この取り出した中身をどうするかがまず1つ目の秘密です。

基本は洗浄します。通常リフォームを行うケースの羽毛布団は人が使っていますし、年数も経っていますので表面だけじゃなく中身の羽毛まで汚れていますからね。ただ、洗浄をしないケースもあるんです。買ったばかりなのに生地を傷つけて中身が吹き出してしまっているとか、急遽サイズを変更したいとか等ですかね。

よって、まず洗浄をするかしないかで料金差が生まれます。「リフォームの料金○○円より」みたいに最低料金を表示している広告は洗浄をしない場合の料金を表示している可能性があるって事ですね。

そして洗浄をする場合でも、

〔A〕羽毛を直接洗浄する場合

〔B〕羽毛を袋に入れて洗浄する場合

〔C〕羽毛ふとんの中身を取り出す前に洗浄する場合

と、洗浄方法にも種類があります。

当然、〔A〕の羽毛を直接洗浄する場合が一番手間が掛かりますので料金は高くなります。ただし、羽毛そのものが新品同様に再生される洗浄方法はこの〔A〕です。

最後に、これらの工程を個別に行うか、ある程度の数をまとめて行うかも料金の差になります。個別に行う場合は1枚当たりのコストが複数まとめて行う場合よりも当然高くなるので、料金も高くなります。

ちなみに当店では羽毛を直接洗浄するケースを大前提にしてリフォームは考えます。

直接洗浄するケースが大前提なのはリフォームの対象となる羽毛ふとんのほとんどが長年使っているからです。長年使っている羽毛ふとんが中身まで新品同様に再生されると思ってリフォームをご注文にいらっしゃるお客様が多いので、直接洗浄が大前提なのです。

その為、お客様のご要望や羽毛の状態に応じて洗浄しないというケースもありますよ。

また他人の羽毛と混ぜる訳にはいきませんから個別に管理するシステムを取っています。

【秘密その②】側生地

2つ目の秘密が新しくする側生地(がわきじ)です。この側生地も1種類ではなく、非常に多くの種類がありますので当然価格が異なってきます。

まずは側生地の素材に種類があります。羽毛ふとんに使われる側生地の主な素材は「綿」「絹」「ポリエステル」です。

当然素材ごとに価格は異なります。絶対にこの通りではありませんが、基本的に ポリエステル < 綿 <  という順に価格が高くなると思って下さい。

昔販売されていた羽毛ふとんは自然素材の綿100%や絹と綿を混ぜた生地がほとんどだったんですけど、最近は価格を下げるためにポリエステルを使った生地ばかりになってきました。新品の羽毛ふとんがそうなので、リフォームもそうなってきています。

ただポリエステルの生地を使うと布団が蒸れます。蒸れる布団は長時間快適に使う事が非常に困難になるのでオススメしません。

それと綿の生地の場合、その生地を作る際の綿糸の番手(太さ)の違い織り方の違いでも価格差が生じます。

これらの違いは側生地にした時の重量や布団として仕上げた時の肌沿いの違いに繋がってきます。

実際に使う時には布団カバーをするから側生地は何でも構わないと思って適当に選び、出来上がった羽毛ふとんの寝心地が今までと違い過ぎて愕然となってからじゃ遅いですよ。側生地を触り比べたり、持ち比べたり、新品を使って寝比べたりして、納得してから選ばれる事をオススメします。

それからキルティングも種類があります。羽毛ふとんを広げてみると、側生地にミシン目があって、一つの袋ではなく、小分けされた袋が合体している様な見た目をしている事が分かります。このミシンの掛け方(縫製の仕方)をキルティングと呼びます。

キルティングは住宅をイメージして下さい。羽毛ふとんの側生地が一つの住宅だとすると、この住宅は平屋で小部屋が沢山あります。小部屋を沢山用意するのは中に入れた羽毛が簡単にあっちこっち移動したら使い難いからです。

そして、この小部屋の数だったり、天井の高さだったり、小部屋をつなぐドアの大きさ、そのドアの開きやすさ、ドアを隠し扉にするケースもありますし、小部屋同士を隔てる壁の薄さや壊れやすさも関係します。更には平屋1階建てか2階建てか等の違いもあります。

この住宅の構造(キルティング)が複雑になれば価格は上がりますし、この住宅が建売住宅(大量生産された既に出来上がっている側生地)なのか注文住宅(注文ごとに仕立てる側生地)なのかでも異なります。

また側生地の生産地も価格差に関係します。日本国内で縫製して作る側生地と海外(主に中国)で大量に縫製して作る側生地では日本で縫製する方が価格が高くなります。

当店がこだわっている部分は素材です。快適な睡眠を提供する寝具を作るには寝具の吸湿性が良くないといけません。ポリエステルを使うと吸湿性が悪くなるので、それを使った側生地はリフォームには使いません。もちろん販売している新品も同様です。

キルティングはお客様のご要望に合わせますし、海外縫製の安価が側生地も選べる様にはなっています。ただ、海外縫製の安価な側生地は中の構造の耐久性が良くないので、その点は必ずお伝えします。

【秘密その③】足し羽毛

そして最後の秘密が足し羽毛です。リフォームでは一連の工程で羽毛が減ってしまう(再生不可状態の羽毛を除去する)ので、通常はその減った分の羽毛を補充(足し羽毛)するのです。

まず、この足し羽毛をするかどうかで料金差が生まれます。リフォーム後の羽毛ふとんは今までよりも薄くしたいケースでは足さなくてもOKですからね。

元の羽毛ふとんの新品時のボリューム(保温性)に戻したい場合は足します。この足す時にどんな種類(品質)の羽毛を足すかも料金差に繋がります。新品の羽毛ふとんも中の羽毛の種類(品質)で価格差が異なるのと同じですね。

通常は今使っている羽毛ふとんと同品質の中身を足します。品質表示が見える状態ならそれを参考にしますし、もし見えない場合は当店ですとミシン目を解いて中の羽毛を少し取り出し、羽毛を直接確認して予想します。

それからどれぐらい足すかでも変わってきます。減った分を足すでOKなのか、減った分よりも多く足して膨らみを出したいのかです。最近の新品の羽毛布団は中身の量を減らす事で安く見せている傾向にありますからね。冬用として新品を買ったのに保温力が無くて冬に使えないケースも出てきています。

当店の場合は足し羽毛として6種類の羽毛を準備して、その中から同品質の羽毛を入れる様にしています。

元のボリューム(保温性)に戻す場合は大体15%位を足す事になります。その割合をどう捉えるかはお客様次第なのですが、リフォーム後も普段使いを想定している方は大体同品質の羽毛を足しますよね。もちろん使い方や予算に応じて品質の異なる羽毛を入れる場合もありますよ。

今ではこうやってネットが発達しているので、チラシや広告で「あ、安い!」と思って急いで申し込む前に情報収集して欲しいですね。

店に持っていく場合なら、恐らくその店でこのBLOGの様な説明をされてチラシの価格からプラス2~3万円のリフォームを薦められると思います。当店はその様な表示方法だと申し込まれたお客様によっては心象を悪くされる場合があるので、チラシや広告の表示方法に気を付けているのです。

通販の様なスタイルでボタン一つで申し込む様な場合、今まで使ったいた羽毛ふとんと使い心地が全然違う羽毛ふとんになって戻ってくる可能性もあります。こちらは特に注意が必要です。布団は中身の状態が見えませんし、生地や中身の量の違いによる寝心地の差は使ってみないと分からないですからね。

そこでリフォームするかどうかの前段階として、

今使っている羽毛ふとんの状態や品質などを確かめたり

同じ品質の新品が今どれぐらいの価値があるのかを確かめる


『診断』というステップを踏む事をオススメします。

この診断は寝具専門店でもやらない店がありますけど当店はちゃんと行います。やらないと正確なリフォームが出来ませんし、リフォームする前の正確な「お見積り」も作れませんからね。

この診断やお見積りは無料で行いますのでお気軽にご相談下さい。

■当店の羽毛ふとんの作り直しに関して詳しくはこちら!
当店Webサイト(お手入れ)
『羽毛ふとんの作り直し(リフォーム)』

羽毛ふとんに関する相談はもちろん、睡眠や寝具に関するお悩みはささいな事から相談して頂いてOKです。電話やメール、各種SNSでも受け付けていますし、当店のアプリをダウンロードすれば「トーク」というチャット形式での相談も出来ます。お気軽にどうぞ。

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■今回のアドバイスに関連する当店BLOG記事も是非ご覧ください。
当BLOG ⇒ SDGs(2020年8月18日)
丸洗い?徹底乾燥?作り直し?羽毛布団のお手入れ相談はお気軽に!
当BLOG ⇒ お店の日常(2021年7月6日)
アイダーダック羽毛ふとんの作り直し【実例その①】
当BLOG ⇒ SDGs(2021年1月23日)
九州のご夫婦から「今まで使っていた羽毛布団が重たくなったので」
当BLOG ⇒ お店の日常(2020年9月5日)
羽毛ふとんのスカスカになってる襟元への部分補充「クイックリフォーム」の注意点
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年6月18日)
『羽毛ふとんのリフォーム(仕立て直し)の価格差について』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年1月24日)
『安すぎる羽毛ふとんには必ず意味がある!』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年1月12日)
『羽毛ふとんをラベルだけで判断してはいけない』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2019年10月31日)
『掛ふとん選びは生地の素材までチェックしよう』
当BLOG ⇒ 店内の様子(2020年7月14日)
羽毛布団の生地ってカバーするし何でも同じでしょ?ひとまず「見本を比べてみて下さい!」
当BLOG ⇒ お店の日常(2020年5月11日)
ここまで酷い羽毛布団の中身の偽装(当店は羽毛布団の作り直しを行っています)

今、注目の快眠アドバイス【その①】  2020年12月31日

『免疫力維持と快眠のために体内時計を上手に動かそう』

先日ネットに上がったこちらのコラムを読まれましたか?

◆科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
【最新免疫学から分かってきた新型コロナウイルスの正体】
宮坂昌之・大阪大学名誉教授
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/highlight/20201225_e01/

免疫学の第一人者である大阪大学の宮坂先生のシンポジウムの内容がコラムになっています。

このコラムの結びとして、集団免疫を持つまで時間を要するであろう新型コロナと付き合っていくには免疫力を維持する事が基本であり、そのためには体内時計を上手に動かす事が重要だと提言があります。

この体内時計を上手に動かす事ですが、実はヒトがグッスリ眠るために必要な事の基本中の基本でもあります。

コラムの中にも「体内時計がうまく刻むようになると、食欲が出て、夜もよく眠れ、同時に免疫力も維持できます。」って書かれていますよ。

そこで今回は『体内時計を上手に動かす方法』を紹介しようと思います。

まず、体内時計を上手に動かすってどういうことを指すのか。これは体内時計が外界の時間と同調する事を指します。体内時計の昼が外界の昼、体内時計の夜が外界の夜という具合に体内と自然界の時間が一致して動く事ですね。

これが同調しない、つまり体内時計が上手に動かないと、朝起きる事が出来なくなったり、夜になっても眠れないなんて状態になります。

体内時計を上手に動かせない事が中高生が朝起きられなくて学校に行けずに不登校に陥る原因の一つでもあります。最近は小学生もそうかもしれません。

そんなヒトが健康的に生きていく上で大切な体内時計ですけど、この時計って体のどこにあると思いますか?

心臓、

脳、

肺、

…。

実は全身の細胞に時計遺伝子というカタチで存在しています。

2017年のノーベル生理学・医学賞を受賞したアメリカの学者さん達はこの時計遺伝子とメカニズムの解明によるものでしたので、記憶に残っている方もいるかもしれませんね。

ただ、全身に存在する体内時計に指令を出している中枢の時計遺伝子があって、これは脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」に存在しています。ちょうど目の奥側の部分ですね。

この視交叉上核にある時計遺伝子は『マスタークロック』とも呼ばれます。このマスタークロックが全身の体内時計を管理しているので、体内時計を上手に動かすにはマスタークロックを上手に動かす事が肝になるのです。

このマスタークロックがある視交叉上核は目の奥側にありますが、眼球と神経が繋がっていて、目から入る光を感じています

そして、正にその『光』が外界の時間と同調するポイントなのです。

目から入る光の影響によって体内時計は同調したり乱れたりしますので、光の影響を適切にコントロールしなければいけません


そのコントロールの仕方は以下の4つです。

①朝陽を浴びる(太陽光の様な強い光を浴びる)

起きたらすぐにカーテンを開けて朝陽を浴びましょう。朝に浴びる強い光が体内時計のズレを戻してくれます。

雨や曇で太陽が出ていない場合も外の光の方が人工的な照明よりもずっと強い光を発していますので、天気に関係なくカーテンを開けて下さい。

②遮光カーテンをやめる(遮光カーテンは閉め切らない)

遮光カーテンは光が全く入らなくなるので、起きるのが非常に大変になります。使わないで済むなら使わない方が良いです。

使わないと周辺の建物が明るくて夜が困る場合は、カーテンを閉め切らないで少しだけ開けて下さい。

③夕方以降過ごす場所の明かりをオレンジにする

夕方以降は屋内で過ごす場合が多くなると思います。その屋内で過ごす場所が日中の様に明るくならない様にしましょう。

とはいえ、現代生活において室内照明を利用しない生活は非常に難しいです。そのため、光の質を少し変えて下さい。

電球色と呼ばれるオレンジ色の光なら体内時計への影響を抑える事が出来ます。

④夜はスマホ等の電子機器を出来るだけ見ない(寝具の中で使うのは絶対にダメ)

光は照明だけではありません。テレビ、パソコン、ゲーム、タブレット、そしてスマホといった電子機器のディスプレイも光を発しています。

この光も夜に浴びると体内時計をズラします。特に目からの距離が近くなるスマホやタブレットは要注意なのです。

以上の4つですが、要するに人工的な光を自然界と同じ様なカタチで浴びる様に調整すれば良いのです。

恐らく多くの現代人にとって一番の難関ポイントは④でしょうね。

例えば、家族や友人を誘ってキャンドルナイトとか、ノースマホナイトとか、イベント的な感覚でとりあえず④を試してみてはいかがでしょう?

若い世代なら今年流行ったキャンプも良いかもしれませんね。

ヒトの起源と言われる原人の時代からエジソンが電球を発明するまでの何百万年もの間、夜は暗いのが当たり前でヒトは進化してきました。その進化で培われた遺伝子に抗うのはまだ不自然なんです。

体にとって自然である夜が暗い状態で過ごした場合のグッスリ感と朝の目覚めの爽快感を一度味わってみると、だんだんとクセになるかもしれませんよ。

ちなみに私は夜が明るいのが耐えられないので、夜を過ごす部屋をスグに暗くしたがります。そのため奥さんからドラキュラみたいってイジれてます。笑

最後に2つお知らせを。

この快眠アドバイスのキッカケになった大阪大学の宮坂先生は最近新型コロナウィルスに関する新書も発行しています。興味のある方は是非!

『新型コロナ7つの謎』
最新免疫学からわかった病原体の正体
著者:宮坂昌之  出版社:BLUE BACKS

孫子が残した「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」の故事にある通り、敵(新型コロナ)についても味方(免疫)についても正しい情報を持っていれば負ける事はないと思います。

次に現秋田大学の睡眠専門医三島和夫先生が国立精神・神経医療研究センターにお勤めの際に受けたインタビュー記事も紹介させて下さい。体内時計の事を知る上で面白いので是非!

◆ナショナルジオグラフィックWeb日本版
めくるめく知のフロンティア「研究室に行ってみた。」
『第2回 体内時計25時間はウソだった!』
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20121203/332679/

人間の体内時計は25時間説って未だに信じている専門家もいるんです。体内時計の事をネット検索しても出てくるし。

睡眠や寝具に関する相談はメールや電話でも受け付けています。当店のアプリをダウンロードすれば「トーク」というチャット形式での相談も出来ます。お気軽にどうぞ。

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今、注目の快眠アドバイス【その②】  2021年8月30日

『とにかく最初は部屋の照明を「オレンジ色」に!』

快適な睡眠をえるには色々と注意するポイントがあります。

朝起きたら朝陽を浴びよう、朝ごはんを食べよう、カフェインを摂る時間に気を付けよう、寝る何分前に入浴しよう、等々。ポイントが沢山あり過ぎて大変と感じる人もいるでしょう。

そこで今回は睡眠相談の経験と現代人のライフスタイルから個人的に最優先すべき改善ポイントを提案します。

それはずばり「夜を過ごす部屋の照明」です。

この照明を『オレンジ色(電球色)』に変更して欲しい。まず最初はこれです。



快適な睡眠のためには体内時計を自然のリズム(社会のリズム)と合わせる事が基本中の基本です。

そして体内時計を自然のリズムに合わせるには【自然と同じ様に光を浴びる事】が必要です。

つまり

太陽が出ている時(日中)

明るい環境で過ごしたり電子機器を使って仕事したり遊んだりする。

【日中は光を積極的に浴びる】

そして

太陽が出ていない時(夜間)

出来るだけ暗い環境で過ごし電子機器の使用を避ける。

【夜間は光を可能な限り浴びない】

これです。

しかし、現代生活では夜になっても光を浴びてしまいますよね。日中に光を浴びる生活は意識しなくてもそれなりに出来ますけど、現代は夜がとにかく難しい。

現代生活で夜に照明を使わずに過ごすなんて、キャンプに行った時ぐらいなら出来ても毎日はとても無理だと思います。

更にスマホやテレビといった電子機器だってついつい使っちゃいますよね。

でも、この夜に光を浴びる生活に手を打たなければ体内時計は乱れたまま、体内時計が乱れた状態で他の何をしても快適な睡眠をえるのは難しくなります。

ではどうすれば良いか…。

照明は使うけど「体内時計への影響を少なくする事」が現実的です。

そして、その現実的な方法が『オレンジ色(電球色)の照明を使う事』なのです。

具体的には「高級なホテルの部屋」とか「居酒屋」の照明をイメージして下さい。

それと寝室は当然ですが、リビング等の夜を過ごす部屋の照明まで変える事が大切です。

睡眠の相談を受けていて、寝る時は暗くする様に気を付けている人は結構いるんですけど、寝る前から暗くしている、明るさに気を付けている人はまだまだ少ない印象です。

体の寝る準備は日没後から既に始まっています。寝る直前では遅いのです。

もし、既にオレンジ色の照明環境で過ごしているという方は「照度(明るさ)」も少し気にしてみましょう。

日本の多くの家庭では天井に照明が一つ付いていて、これで明るい環境と暗い環境を使い分けると思います。

これだと、非常に明るい環境か真っ暗な環境しか作れません。明るさを調整出来るタイプなら問題ありませんが、そうじゃない場合は「スタンドライト」や「スポットライト」を部屋に足して、夜が深まるにつれて部屋を暗く出来る様にしてみて下さい。

明る過ぎず暗過ぎない環境ですね。そして日没してから2時間とか3時間経ったら、この段階に明るさを変えるとより体内時計が合いやすくなりますよ。

最後に子供のいるご家庭は夜の光に特に注意して下さい。

子供は光の感受性が高いので、夜に浴びる光で体内時計が乱れやすいからです。

そして照明だけじゃなく画面から光を発する電子機器のスマホやゲームの使用もきちんと家庭内でルールを作って制限させましょう。

欲求に対する自制を司る脳の前頭葉という部分が完全に発達するのは20代後半と言われています。実は成人しても脳って未完成なんですね。当然未成年の子供は自分の欲求のままにスマホやゲームに依存してしまいますから。

学校に通う年代の場合、スマホやゲームに依存し、夜遅くまで光を浴びる事で体内時計が乱れ、社会(学校)のリズムに適応できなくなって遅刻、不登校、引きこもりになる可能性が高くなります。

幼児の場合は睡眠をきちんと取れなくて脳の発達が進まずに発達障害となる可能性が高くなります。

スマホやゲームが無くても夜を過ごす方法は色々あります。紙の漫画を読むでもいいし、ボードゲームやカードゲーム、個人的には「レゴブロック」がオススメですね。私自身も大好きです。

それにオレンジ色の照明環境を作れば子供は早く寝てくれますよ。これについては江戸川大学社会学部人間心理学科の福田一彦教授の調査報告で良く分かります。

2018年の北海道胆振東部を震源地とする大規模な地震により北海道全域で大停電が発生した時の中学生の睡眠時間に関する調査なんですけど、

停電によって夜が暗くなると中学生はいつもよりも約1.5時間早く眠って、いつも通りに起床し、その結果睡眠時間が延びた(推奨されている睡眠時間になった)

という内容です。

★詳しくはこちらで
江戸川大学社会学部人間心理学科の福田一彦教授らが、北海道東部胆振地震後の大規模停電が中学生の睡眠に与えた影響を調査 -- 日本睡眠学会のオフィシャルジャーナル『Sleep and Biological Rhythms』に掲載
https://www.u-presscenter.jp/article/post-44016.html

夜が暗ければ、人は眠たくなります。それが地球環境に適応するために何万年もかけて築き上げた「ヒトのメカニズム」です。

今より少しでも快適な睡眠をえたいなら、まずは夜を暗くしてみましょう。


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