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快眠アドバイス

快眠アドバイスは当店に寄せられた睡眠や寝具に関する相談とその対応の記録です。

このページでは最新の快眠アドバイスと、これまでに行ってきた快眠アドバイスから今注目のものを掲載しています。

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最新の快眠アドバイス 2021年12月30日

『羽毛ふとんよりも温かいと謳う布団に物申す!』

ここ数年、インターネットや通販で「羽毛布団より温かい」とか「羽毛布団を超える温かさ」等と謳った化繊素材の掛布団が目に付く様になりました。

お客様からもその手の商品に関する相談を頂く事が増えてきましたので、今回はその手の商品に対する私見を紹介したいと思います。

【どんな羽毛布団と比較している?】

まず、比較対象としている羽毛布団ですが、これは水鳥の羽毛を50%以上使った布団の総称です。

羽毛布団を一つの商品として見た時、中身の羽毛の品質、中身の羽毛の量、布団の側生地の品質、側生地のキルティング方法などの仕様が商品によって異なります。つまり羽毛布団はその商品によって仕様が様々、保温性(温かさ)も様々なのです。

もし自社の布団が羽毛布団よりも温かいと謳うなら、どんな仕様の羽毛布団と比較しているのかハッキリさせるべきだと思います。どんな仕様なのかはWebサイト等を見ても非常に分かりにくいですからね。

そこをハッキリさせないで、羽毛布団より温かいと謳うのは消費者の皆さんに対する表現方法として誠意を感じませんよね。意図的に分かりにくくしているとも勘ぐってしまいます。

【寝具に必要なのは保温性だけじゃない】

人が快適に眠るには寝床内環境(布団の中の環境)を「温度約33度」「湿度約50%」で維持する事が求められます。つまり、寝具は温度を保つ力(保温性)だけじゃなく、湿度を調整する力(吸湿性)も必要になるって事です。

布団の場合、布団の中に使われている「素材(中わた)」の吸湿性はもちろん、布団という商品を構成する「側生地」の素材の吸湿性も大切なのです。

化繊素材は綿や羽毛等の自然素材に比べると、この吸湿性が劣る事を忘れてはいけません。

それから寝床内環境を維持する事も重要な条件です。通常、睡眠は6~9時間もの長い時間をかけて行う生理現象です。寝ようとする最初の気持ち良さだけじゃなく、一晩使って起きた時の気持ち良さまで重要なのです。

湿度調整が苦手な化繊素材の掛布団は夜中に蹴飛ばす可能性が高く、寒くて目を覚ます事も多いです。つまり快適に眠れず、睡眠の質が落ちる可能性が高いという事です。

【洗える事と睡眠の質のどちらを優先する?】

この手の化繊の掛布団は家庭で洗える事をメリットに謳っている場合が大半で、洗える事が羽毛布団より優れている点だと強調します。しかし、家庭で洗えるメリットを優先し、睡眠の質を落としても良いのでしょうか?

先述しましたが化繊の布団は寝床内環境(布団の中の環境)を適切な状態に保つ事が非常に苦手な布団です。

睡眠の質が落ちれば、脳の機能が正常に働かなくなります。免疫力も低下します。肌も荒れやすくなります。

そもそも羽毛布団は家では基本的に洗えませんが、当店やクリーニング店では洗う事が出来ます。家で洗えないのは中まで乾かす事が出来ないからで、専門業者なら洗って乾かせるのです。

それに羽毛布団はカバーを付けて使う寝具です。日常のお手入れはそのカバーを洗う事と、布団本体を乾燥させる事です。

尚、羽毛布団を洗うと必ず側生地が傷み吹き出しのリスクが高まります。それに中の羽毛が絡まって膨らみが出にくくなります。羽毛布団はカバーをまめに洗い、布団本体は数年に一度丸洗いをするのが適切なお手入れ方法になりますよ。

【布団から出ている様に見えるだけの埃】

埃が出ない事をメリットとして強調する場合も多いです。しかし、そもそも埃って寝具に限らず布製品を使えば発生するモノです。つまり服を着て生活しているだけで発生するんです。

羽毛布団などの布団から発生している様に見える埃ですが、寝ている間や日中に空気中に浮遊していた埃が落ちて布団に付着し、その付着した埃が布団を動かした時に再度空気中に舞うのを見て「あたかも羽毛布団の中から出ている様に見ている」だけなんです。

もちろん羽毛布団の生地擦れによって発生した埃が舞っている可能性もありますけど、それは埃が出ないと謳っている布団でも同じことです。

埃が出ないと謳っている布団も一晩使ってみて起きて布団を動かした時に埃が舞う可能性が非常に高く、数ヵ月使って生地擦れを起こせば埃が舞うはずです。

しかも化繊の布団や化繊の生地を使った布団は静電気が発生しやくなるので、埃が付着しやすくなるとも考えられます。これは電化製品を想像すれば分かりやすいですよね。

埃を気にする方は化繊の布製品を避ける方が理に適っていると思います。しかも化繊の生地擦れによって発生した埃って広い意味で考えればマイクロプラスチックと一緒ですから。これを吸い込む方が体に悪影響だと思いませんか?

【ダニやノミは人が使う事が発生の要因】

ダニやノミが発生しない事をメリットに強調する場合もありますが、これも根本的に間違っています。

確かに化繊はダニやノミの餌にはなりません。マイクロプラスチック問題でも分かる様に化学繊維は動物にとって基本的に有害ですからね。そういう意味では発生しない布団だと言えるのですが、その化繊の布団を人が使用する事によって人のアカやフケが寝具に付着します。すると、そのアカやフケが餌になりダニやノミが発生しやすい環境が作られるのです。

羽毛布団や綿布団でもやはり同じです。布団に限らずベッドマットレスだって同じです。更に言えば寝具に限りません。車のシート、ソファ、ジュータンやラグだって人が使えばダニやノミが発生しやすくなりますから。

ダニやノミが発生しない様にするには素材云々ではなく定期的に丸洗いやクリーニングを行う事使っていない期間に乾燥状態を保つ事が大切なのです。

【宣伝に使われる愛用者の感想(口コミ)に対するフィルターの掛け方】

広告やWebサイトにはこの化繊の布団を使っている愛用者の感想(口コミ)が載っている事が多いですが、この感想(口コミ)を鵜呑みにしちゃいけないのは当然です。

では、感想(口コミ)を「どの様な《フィルター(ふるい分け)》に掛けて参考にしなければいけないか」、それを最後に紹介します。

①《愛用者の体型、体質、年齢、使用環境》

その寝具を「どんな人がどんな環境で使っているか」は寝具の実際の使用感や寝心地を知るには必要な事です。

使っているのは若い方なのか、お年寄りなのか、暑がりなのか、寒がりなのか、痩せ型なのか、筋肉質なのか、使っている住居の気密性、住んでいる土地の気温や湿度などの条件によって快適に使える寝具は異なってきますからね。

しかし、そこまで詳細な情報が載る感想(口コミ)はなかなか見当たりません。

②《愛用者が使っていた寝具の詳細(比較対象の寝具の詳細)》

「その感想(口コミ)の対象となる寝具を使う前にどんな寝具を使っていたか」も重要です。

私の様な寝具マニアでも無い限りは何点も寝具を持っている事は無いでしょうし、今まで使っていた寝具の買い替えが基本です。その今まで使っていた寝具がどんな品質のモノかによって、感想の対象となる製品への評価は変わりますよね。

もし羽毛布団を使っていたとしても、先述した様に羽毛布団は仕様が商品によって異なります。どんな保温力の羽毛布団と比較しているのか。また、その羽毛布団を「どれぐらいの期間」使っていたかも重要な点です。

感想(口コミ)の対象となる製品は新品ですからね。例えば比較となる今まで使っていた羽毛布団を10年使っているなら、その年月による経年劣化も考慮して、感想(口コミ)を考えないといけません。

③《デメリットの記載があるか》

自社サイトに掲載される感想(口コミ)や自社調べと注意書きがある(口コミ)は、自社にとって「都合の良い感想が掲載されている可能性」を否定出来ません。

寝具に関する情報を色々調べてみると、どの商品も良い事(良い情報)しか書かれていないので結局何が本当に良いのか分からないって話すお客様もいますし、そう思っている読者の皆さんも多いんじゃないでしょうか。

「デメリットの無い商品は存在しない事」を前提に、その商品のデメリットは何で、それに対してどんな対応方法があるかを知る事が大切です。

デメリットを記載出来る製品は対応方法があるか、仮に無い場合でも商品の情報を正しく伝える事で消費者の皆さんの本当の満足感を求めている商品や会社だと考えて良いと思います。

④《愛用者が寝具の評価基準、睡眠の評価基準を正しく理解しているか》

寝具の良し悪しや睡眠の良し悪しを評価する時に一番大切なのは「起きた時の状態」や「日中の覚醒具合(眠気があるかないか)」です。

肌触りが気持ちイイとか、早く寝つける等といったポイントは大切ですが一番ではありません。仮にそこが良くても起きた時にスッキリしないとか日中に眠くなる状態は良い寝具、良い睡眠では無いのです。

感想(口コミ)を書くのは言い方が悪いですが寝具や睡眠の素人さんです。素人さんならではの表現方法や観点も大切な情報ですが、あくまでも「素人さんの感想(口コミ)」という前提を忘れてはいけません。


フィルターは以上です。布団だけじゃなくマットレスや枕にも通じると思います。参考にして下さい。

羽毛がアレルゲンのアレルギー体質の方を除けば、基本的に羽毛布団は『多くの方が使える自然素材の寝具』です。

そして羽毛布団を使いたいと思ったら、羽毛布団の『正しい情報』『正しい選び方』、そして『正しい使い方』『正しいお手入れ方法』を知りましょう。

当店もそうですが、皆さんのお近くにある寝具専門店でも羽毛布団に関しては正しい情報を持っている事は多いです。羽毛布団は非常に普及率の高い寝具ですからね。

是非、羽毛布団を販売している側の意見も聞いて、羽毛ふとんよりも温かいと謳う布団を使うかどうか考えてみて下さい。

羽毛布団に関する相談はもちろん、睡眠や寝具に関するお悩みはささいな事から相談して頂いてOKです。電話やメール、各種SNSでも受け付けていますし、当店のアプリをダウンロードすれば「トーク」というチャット形式での相談も出来ます。お気軽にどうぞ。

【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)

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当店Webサイト内 ⇒『ウメナ寝具本店が届けたいのは寝具ではなく「良い眠り」』

■今回のアドバイスに関連する当店BLOG記事も是非ご覧ください。
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2018年7月24日)
『アレルギーと寝具』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2018年6月26日)
『家庭で洗える掛ふとんに対する考え方』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2021年5月28日)
『木綿ふとんや羽毛ふとんは本当にダニや埃が出るのか?』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年6月14日)
『寝具の肌触りに騙されてはダメ』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2017年11月27日)
『寝具の良し悪しは目覚めた時の状態で決める』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年12月12日)
『風邪をひきやすいのは寝具が“ちゃんと”していないから…!?』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年10月13日)
『寒いはずなのに布団を蹴るのはなぜ?』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年4月25日)
『寝相の悪さはふとんの中のムレが原因かも…』
当BLOG ⇒ お店の日常(2019年4月29日)
汗を吸う寝具と汗を吸わない寝具、どちらを使いたいですか?
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2019年10月31日)
『掛ふとん選びは生地の素材までチェックしよう』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2019年12月31日)
『ドコでも眠れる。スグに寝つける。実は睡眠不足のサインかも…』

今、注目の快眠アドバイス【その①】  2021年11月28日

『脱、電気毛布(電気毛布は寝る前にスイッチオフ)』

寒くなると電気毛布を使わないと眠れない人もいると思います。

そして電気毛布を使っている人の中には電気毛布のスイッチを付けっぱなしで寝てしまう方もいると思いますが、付けっぱなしは非常に危険です。

そもそも電気毛布は人を温める道具ではなく寝具を温める道具です。寝る前にスイッチを付けて寝具を温めておき、寝る時にはスイッチをオフにしなければいけません。

電気毛布のスイッチを入れた状態(体を電気で温めた状態)で眠ると、脱水症状心筋梗塞脳梗塞のリスクを高める事が分かっています。

寝ている間に"万が一"が起きたら大変ですからね。

それから人は寝ている間に体温を下げないといけません

体温の低下を妨げると熟睡感(グッスリ感)に乏しい質の悪い睡眠になります。その様な質の悪い睡眠は免疫力の低下に繋がる事生活習慣病認知症の罹患リスクを高める事も忘れないでください。

そこで是非、眠る前に電気毛布のスイッチをオフに出来ない場合は使っている 『寝具(ふとん)の見直し』 をしてみましょう!

見直しによって電気毛布のスイッチをオフに出来る可能性は高いですからね。

『見直しポイントその①』

【羽毛ふとんのダウン量、使用年数、ふとんカバーの素材】

A、羽毛ふとんのダウン量は適切か?ダウン量は保温力に関係する

掛ふとんに羽毛ふとんを使っている場合は、まずダウン量、つまり羽毛ふとんの中身の量をチェックしましょう。

質の良いダウンを使っていても中身の量が少なければ保温力の無い(温かくない)羽毛ふとんになります。

特に新しいのに温かく感じない場合は品質表示の「ダウン量」と「ダウン率」を調べて教えて下さい。冬用の羽毛ふとんとして適切かどうかをアドバイスします。尚、ダウン量は「充填量」と表記されているケースが多いです。

B、羽毛ふとんは何年使っている?長年使えば保温力は低下する


生地が破けない限り使い続ける方が多い羽毛ふとんですが、使っていれば徐々に保温力は落ちてきます。

ちょっと思い出してみて下さい。買った当時は毛布を使わなくても充分に温かく眠れたのに、最近は毛布とか薄い掛ふとんを足さないと眠れなくなっていませんか?

もし10年以上使っているなら、丸洗い、作り直し、買い替えの検討をしてみましょう。

羽毛ふとんの「状態診断・お悩み相談」【無料】で予約不要いつでも行っています!!

C、ふとんカバーの素材がポリエステルじゃないか?


羽毛ふとんは基本的にふとんカバーを付けて使う寝具です。このカバーも忘れずにチェックしましょう。

最近は毛布の様な肌触りのカバーがあり、この様なカバーは温かそうに感じますが、素材がポリエステルだと蒸れてしまって夜中に布団ごと蹴飛ばす可能性が高まります。これではせっかくの羽毛ふとんが活きません。

それと、ポリエステル等の化繊は静電気が発生しやすいので室内に漂う埃も吸い寄せますよ。

カバーは汗吸いの良い「綿」にしましょう。

綿は肌触りがヒヤっとして使いたくないと思っている方、その綿はブロード、シーチング、サテン等の生地の事だと思います。綿でも毛布の様な肌触りのカバーはあります。

《羽毛ふとんを使っていない場合》

国内の羽毛ふとんの総販売総数は日本の人口を数年前に超えました。何十年と使える羽毛ふとんなので、日本人全員が羽毛ふとんを持っていると考えても差し障りない時代です。ただ、色々な事情で羽毛ふとんを使っていない方もいます。

その方のケースも紹介しておきましょう。

「綿わたの掛ふとん」を使っているなら

そろそろ「打ち直し」をしませんか?

綿わたの掛ふとんの打ち直しの目安は5年です。打ち直しをすると湿気が飛んでふんわりと保温力が回復しますよ。冬用の綿わた掛ふとんの正常時の膨らみは冬用の羽毛ふとんと比べても遜色ありませんからね。

重さが欠点ですが、羽毛ふとんよりも汗吸いが良い点は長所です。羽毛ふとんが使い辛いと感じる方の多くは代謝が良く汗っかきさんですからね。

また、打ち直しをしていないとダニやノミが発生するリスクも高まります。生地が破けてからじゃなく、最長でも5年経ったら掛ふとんは打ち直しましょう。

「羊毛混わたの掛ふとん」「化繊わたの掛ふとん」を使っているなら

当店の「一番安価な羽毛ふとん」でOKなので試しに使ってみませんか?

羽毛に対してアレルギー反応が出てしまう場合は使えません
が、そうじゃない場合は是非使って下さい。特に化繊わたの掛ふとんに比べたら温かさは桁違いだと思います。

尚、
埃を気にする方でも羽毛ふとんは使えます。基本的に埃は羽毛ふとんの中から発生するモノじゃなく、室内にある様々な生地製品が擦れて発生し、それが何らかの原因で羽毛ふとんに付着するだけです。化繊の生地の羽毛ふとん、化繊のふとんカバーを使っていると静電気により付着しやすいですね。

埃を気にする方は必ず綿100%の生地の羽毛ふとん、綿100%のふとんカバーを選んで下さい。当店で選ぶと、必然とどちらの条件もクリアした品になります。

また、日本で販売されるほとんど全ての羽毛ふとんは中身のダウンが吹き出さない様に非常に気密性の高い生地を使っています。羽毛ふとんの中から埃が出る様な羽毛ふとんは、ダウンも一緒に出てきてしまいますので、そもそも製品として成り立ちません。

『見直しポイントその②』

【寒さ対策で意外と盲点な背中側のベッドや敷ふとん】

人は背中で寒さを感じやすい


背中は人にとって寒さを感じやすい部位です。つまり寒がりさんほど背中側にある「敷寝具」への寒さ対策が必須になります。

寝具の寒さ対策となると、掛ふとんとか毛布とか体に掛けるモノばかりに目がいきやすいんですよね。これは市場に出回る冬用寝具のメインが掛ふとんや毛布だからだと思います。

是非、これをキッカケに体の背中側にある寝具の大切さに気付いて下さい。

まず、金属コイルのベッドや硬いマットレスで寝ている場合フィット感が出るウールや綿の「ふわふわのベッドパッド」を重ねてみましょう。

寒さ対策には自然素材を使って体に対するフィット感を作る事が重要です。土台となるベッドやマットレスがしっかりしていればふわふわのベッドパッドを重ねても姿勢が崩れる事は基本的にありません。もちろん、ふわふわ過ぎたらダメですけど、ベッドパッドという名称の寝具でふわふわ過ぎる事は無いと思います。

次に敷ふとんの場合です。まず綿わたの敷ふとんをお使いなら「打ち直し」のタイミングかもしれません。綿わたの敷ふとんの打ち直しの目安は3年です。ただ、干しても膨らまないとか、重たく感じたら3年経っていなくても打ち直しのタイミングですよ。

その他の敷ふとんの場合はベッドと同じ様にフィット感を作れる「ふわふわの敷ふとん」を重ねて「2枚敷」スタイルにしてみましょう。

逆に自然素材のふわふわの敷ふとんだけで寝ている場合は、その下に「硬い敷ふとん」や「マットレス」を敷いて床から少しでも距離を取りましょう。

それから、敷寝具に被せるシーツや敷パッドもふとんカバーと同じで「綿」を使った毛布の様な肌触りの商品がありますので、こちらも一緒に使うとベターです。

もし、シーツや敷パッドが化繊のモコモコした商品だと蒸れてしまいます。敷寝具がその様な状態だと寝相が悪くなり、敷寝具から体がはみ出る可能性が高まりますので要注意です。

『見直しポイントその③』

【掛ふとんの内側に使えて素早く暖まる毛布】

ウールやカシミヤのセーターと同じ


電気毛布とは別に毛布を使っていますか?

使っている方はその毛布の「素材」をチェックしてみましょう。

毛布は素材によって使い方が異なります。

ポリエステルやアクリルといった化繊素材の場合は体から遠ざけないといけませんので、掛ふとんの上に乗せて使います。

ウール、カシミヤ、キャメル、シルク、綿(コットン)といった自然素材の場合は汗吸いが良いので体の近くに使ってOKです。掛ふとんの下(内側)に使っても良いですし、敷ふとんやベッドに敷いても良いです。

そんな毛布の中で電気毛布のスイッチを切れない様な寒がりさんにオススメするのは「純毛の毛布」です。具体的にはウール(羊の毛)カシミヤ、それからキャメル(ラクダの毛)です。当店には置いていませんがアルパカやビクーニャといった種類もありますね。

この理由は毛布ではなく、衣類で考えれば分かりやすいと思います。冬になり防寒着として使う事になるセーターやマフラーにはウールやカシミヤで作られた品があります。これらは薄いのに非常に暖かいですよね。毛布も同じです。

吸着発熱能力の高い動物性繊維のウールやカシミヤ、それからキャメル等の純毛の毛布は見た目の薄さを忘れるほど素早く暖かくなり、吸湿性があるので掛ふとんの内側に使える理想的な毛布なのです。

特に夜中に目が覚めてしまった時に布団の冷たさで再入眠が出来ない方にオススメですよ。

動物性繊維はチクチクすると思っている方は触って確かめて下さい。カシミヤなら文句無いと思いますし、最近はウールでもチクチクしない毛布が沢山ありますので。

『見直しポイントその④』

【足が冷えて寝付けない時は睡眠用の靴下】

シルク素材なら履いたまま眠ってOK


人は眠る時に深部体温を下げようとします。その時にいったん手足を温め、温めた体温を正常に戻す時の熱放散を利用して深部体温を下げます。つまり手足が冷えていると人は眠るのが困難になるのです。

赤ちゃんやお子さんに関わっている方は知っていると思いますが、赤ちゃんやお子さんの手足が温かくなった時は眠くなったサインです。これは大人でも同じなのです。

特に足は心臓から遠く冷えやすいので、足を温める「靴下」を履いてみましょう。この靴下も当然ですが化繊のモコモコしたタイプはオススメしません。化繊の靴下はスグに蒸れて脱ぎたくなってしまい、脱ぐと足の表面に付着した汗が気化して足を冷やしてしまいますので。

自然素材がオススメですが、特に「シルク(絹)」素材なら熱放散を妨げないので履いたまま眠れますよ。睡眠用の靴下は締め付け感が無いように出来ていますしね。

ちなみに睡眠用の靴下が寝ている間に脱げているという状態(起きると靴下を履いていない状態)は、ある意味で正常です。

スムーズに寝つけていてこの状態なら、しっかり熱放散が出来ている証拠です。

『見直しポイントその⑤』

【もっと重要視されるべき体に一番近い寝具パジャマ】

綿のニットキルトパジャマがオススメ

睡眠中に体の一番近くで冷えから守ってくれる寝具が「パジャマ」です。パジャマ選びに間違うと良い布団や毛布を使っても効果半減になりますからね。侮ってはいけません。

さっそく今着ているパジャマ(寝ている時に着ている服)に吸湿性のある「綿」が使われているかチェックしましょう。スウェットやモコモコのパジャマを着ている方は要注意ですね。

冬用の綿のパジャマは「ダブルガーゼ」「スムースニット」、後は起毛されている「ビエラ」「ネル」といったタイプがあります。

寒がりさんには特に綿の「ニットキルト」タイプがオススメです。綿の生地に化繊わたを薄くサンドしている生地なので、暑がりさんにはオススメしませんが、寒がりさんなら肌に触れる生地が綿なので充分に快適に着られますよ。

パジャマの下に肌着を着る方はそちらの素材にも注意しましょう。起きている時と寝ている時では着ているモノに求められる機能は異なります。体を締め付けるタイプの肌着、化繊の肌着はオススメしません。

最後に、化繊のパジャマや化繊の肌着を着て眠る事は、美容にも悪影響です。

素材そのものが肌に良くないのと、睡眠の質が落ちる事も肌の新陳代謝の妨げになります。綿のパジャマは良質なスキンケアグッズと同じだと思って下さい。

見直しポイントは以上の5つです。

電気毛布を使っていない方も、冬の睡眠を快適にしたいなら是非参考にして下さい。

電気毛布に関する相談はもちろん、睡眠や寝具に関するお悩みはささいな事から相談して頂いてOKです。電話やメール、各種SNSでも受け付けていますし、当店のアプリをダウンロードすれば「トーク」というチャット形式での相談も出来ます。お気軽にどうぞ。

【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)

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今、注目の快眠アドバイス【その②】  2021年10月30日

『せっかくの羽毛ふとんもカバー選びで失敗すると…』

今では多くの方が使っている羽毛ふとんですが、使う際には布団カバーが必ず必要です。

カバーが必要なのは羽毛ふとん本体の汚れ防止だけじゃなく、羽毛ふとん本体の側生地に少しでも傷がつくと、中身の羽毛が吹き出してくるからです。

その布団カバーですが、最近は毛布みたいなモコモコのカバーも販売されています。一般的な平織りの生地を使ったカバーだと、冬の寒い季節は布団に入った瞬間がヒンヤリするので、そのヒンヤリ感を無くすために毛布の様なモコモコのカバーが作られました。

恐らく実際に使っている方も多いんじゃないでしょうか。

しかし、このモコモコのカバーには気を付けないといけません。

モコモコのカバーの素材はほとんどが化学繊維、主に「ポリエステル」だからです。

このポリエステルの特徴ですが、衣料品、雑貨、日用品に至る幅広い分野の品質評価試験を実施するグローバル総合試験機関「ボーケン」によると、

《長所として》
・優れた強度、伸度を持っており、衣料用合成繊維の中では耐熱性が高い方で、汎用性に富んでいる。
・水分を吸いにくい(公定水分率 0.4%)ので、乾きが早い。

《短所として》
・吸湿性に乏しく夏の高湿期は蒸れやすい。また、冬の乾燥期には静電気が発生しやすい。
・紡績糸の織り編み物に毛玉(ピル)が発生しやすい。

●一般財団法人ボーケン品質評価機構
ポリエステルについて

と、あります。

布団カバーを使う目的は汚れ防止や側生地の保護と最初に書きましたが、布団本体の『吸湿性(汗を吸う力)』をサポートする事も求められます。

ところがポリエステルで作られたカバーは、綿で作られたカバーに比べて吸湿性が著しく劣るのです。

つまりポリエステルのカバーを使うと布団の吸湿性をサポートするどころか、吸湿性を妨げる事になり、使うとスグに蒸れる布団になってしまいます。冬場に乾燥している地域(雪が降らない地域)ではスグに蒸れる事でスグに温かくなると感じるかもしれませんが、長い時間を快適な状態に保つ事は出来ません。

睡眠は感覚的に一瞬ですが、現実には短い人でも5時間、赤ちゃんの場合は一日のほとんどを睡眠時間に費やしています。

そう、言われたら当たり前ですが睡眠は長い時間にわたって行われる生理現象なのです。

そして、これは人が快適な睡眠をとる為の基本中の基本になる条件ですが、

睡眠中の「寝床内環境(布団の中の環境)」

『温度33℃(±1℃)』

『湿度50%(±5%)』に保つ事が必要です。

想像しやすいと思いますが、スグに蒸れる布団だと湿度50%を寝ている間に保つ事が出来ません。

その為、スグに蒸れる布団を使っているケースでは寝ている間に布団を蹴飛ばしてしまいます。きっと布団の中の湿度を無意識に下げようとするんですね。

買ったばかりの羽毛ふとんが暖かくない気が付くと掛かっていない原因として羽毛ふとん本体の側生地にポリエステルが使われているケースも多いですが、一緒に使う布団カバーの素材がポリエステルというケースも存在します。

それから静電気が発生しやすいという事はホコリを吸い寄せるとも考えられます。喘息やアレルギーがあって、ハウスダストを気にしているならポリエステルや化学繊維の寝具は使わない方が良いと思いますよ。

カバー選びの際には「素材」をしっかり確認しましょう。

ポリエステルではなく吸湿性のある「綿」を使った毛布の様な肌触りのカバーがあります。ずばり「綿毛布」をカバーにした様な商品ですね。私も真冬は愛用しています。これに近い商品で「タオルケット」をカバーしたタイプもありますね。これらなら吸湿性もあるし、触れた瞬間も普通はヒンヤリしません。(外気温が非常に低い場合はこれら商品でも冷たく感じると思いますよ。)

このタイプのカバーの場合は品質表示の『パイル糸』と書かれている部分の素材をチェックして下さい。ここが肌に触れる部分の素材で吸湿性に大きく影響します。

また綿「ガーゼ」「ニット」の生地で作られたカバーも肌触りは平織りに比べてヒンヤリしません。私はちょうど今の季節(秋)や春はガーゼやニットの布団カバーを使っています。

このタイプの場合はカバーの品質表示を確認すれば簡単に分かります。『組成』『品質』等と表記されていると思います。

このガーゼやニットといったカバーですが、これは身近な別のモノで考えると分かりやすいでしょう。

まず一般的なカバーは平織りで、これはワイシャツみたいな肌触りです。寒い季節に肌着無しで着ると、さらっとしてヒヤってしますよね。

次にガーゼですが、これはガーゼタオルが一番身近だと思います。手づくりマスクの肌側の生地にも使われますね。昨年のコロナ第1波の時はガーゼタオルを使ってマスクを手作りする方が多くいらっしゃいまして、ガーゼタオルの入手も困難になりました。

ニットはずばり肌着やTシャツです。

どうですか?ワイシャツと比べればガーゼタオルや肌着の方がヒンヤリしませんよね。

吸湿性のあるカバーを使って欲しいので「綿を使って欲しい」とお伝えすると、綿は冷たいとおっしゃる方がいますが、この方の想像する綿は平織り生地やサテン生地の事です。綿とは原材料の名称で、その原材料をどの様な生地に加工するかで肌触りが変わってくるのです。

綿だから冷たいと思い込まず、とりあえず触って確かめてみましょう。新しい発見があるかもしれませんよ。

綿は自然素材なので化繊と比べると値段は決して安くは無いですが、化繊は快適な睡眠環境を作れないという点や静電気が発生しやすいという点、そしてマイクロプラスチックを発生させるという点で環境にも優しくないですし、表面化していないだけでデメリットの方が大きいと思います。

※マイクロプラスチックについては下記のBLOG記事が分かりやすいと思います
【衣服の洗濯から発生して下水をすり抜けるマイクロプラスチックの問題】
https://lessplasticlife.com/marineplastic/source/microplasticfiber/

全てがそうだとは言い切れませんが、特に日本製のカバーは縫製が丁寧なので耐久性も優れていて長く使えます。安価なカバーを買って数年で破けたり、ファスナーが壊れて買い替えるよりは、少し高価でも長年使い続けられるカバーを使う方が良いとは思いませんか?

カバー選びに失敗して、せっかくの羽毛ふとんの能力を活かしきれないという事も勿体ない事ですし、たかが布団カバーと思わずに少し気に掛けて選んで欲しいですね。

羽毛ふとんに関する相談はもちろん、睡眠や寝具に関するお悩みはささいな事から相談して頂いてOKです。電話やメール、各種SNSでも受け付けていますし、当店のアプリをダウンロードすれば「トーク」というチャット形式での相談も出来ます。お気軽にどうぞ。

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