快眠 相談 寝具 マニフレックス 静岡 ウメナ寝具本店(マニステージ三島) | 快眠アドバイス

快眠アドバイス

快眠アドバイスは当店に寄せられた睡眠や寝具に関する相談とその対応の記録です。

このページでは最新の快眠アドバイスと、これまでに行ってきた快眠アドバイスから今注目のものを掲載しています。

バックナンバーからはこれまで行ってきた全ての快眠アドバイスを見ることが出来ます。こちらは当店のBLOG(アメブロ)へリンクしています。

最新の快眠アドバイス  2018年11月16日

『これは産地偽装よりもヒドイ!危険な羽毛「グルーダウン」』

「グルーダウン(glue down)」という言葉を聞いた事がありますか?

寝具業界では春に国際羽毛検査機関(IDFL)や日本羽毛協会からグルーダウンに関する注意喚起の通達がありました。いよいよ寒くなり、羽毛ふとんの季節になったので、一般消費者の皆様向けに本BLOGでも取り上げたいと思います。

さて、グルーダウンとは日本語に訳すと「接着した羽毛」になります。

通常、羽毛ふとんやダウンジャケットに使う羽毛は洗浄や除塵などの工程を経て使える羽毛と使えない羽毛に選別されます。通常は使える羽毛のみで製品にするのですが、その選別から漏れた使えない羽毛を接着剤でくっつけて、使える羽毛の様に加工した羽毛がグルーダウンです。

これだけ聞くと廃材を利用したエコ製品の様に感じるかもしれませんが、この時に使う接着剤が人体に悪影響があると言われているのです。ダウンジャケットにおいてヨーロッパ安全基準の100倍の環境ホルモンが検出され問題になりました。

また、この接着は簡単に剥がれます。グルーダウンを使った羽毛ふとんは恐らく1シーズンで膨らみが出なくなると思います。

YouTubeでグルーダウンの動画がアップされていましたので、こちらも是非ご覧下さい。

なんでこんな事をするのか。理由は簡単です。安い羽毛ふとんを作りたいからです。羽毛ふとんに使う原材料価格(羽毛の原毛価格)は数年前から高騰していますので、普通に作ったら安い羽毛ふとんが作れないのです。

その為、中身の量を減らしたり、側生地をポリエステルにしたりとあの手この手で安く見せている現状の中、2年前には羽毛ふとんの産地偽装が発覚して問題になりました。もちろん偽装は良くない事ですけど、まだ人体に悪影響を及ぼす事はありません。

しかし今回のグルーダウンは人体に被害が出る可能性があります。これは本当に危険な羽毛です。

現在、日本国内でグルーダウンを使った製品は確認されていませんが、世界に存在している事は確かです。

消費者の皆様ができる防衛策は「市場価格を逸脱している安価な羽毛ふとんを疑う事」です。

もう一度書きますが、羽毛の原毛価格(原材料価格)は高騰しています。それなのにネット等の通販では恐ろしく安価な羽毛ふとんが販売されています。

安さには必ず"理由"が存在しますから。

他のふとん屋さん等のグルーダウンに関する見解も是非ご覧ください。

【グルーダウンとは 現場からのご報告 京都~眠むの木】

【グルーダウンの問題について(from IDFL) 眠りのプロショップSawada】

【日羽協/グルーダウンで注意喚起/羽毛の安全試験の確立へ 繊維ニュース】

睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。


■今回のアドバイスと一緒に読んでほしいBLOG記事
快眠アドバイス(2017年10月30日)
『羽毛ふとんの選び方2017』
快眠アドバイス(2016年11月2日)
『羽毛ふとんの選び方2016』
快眠アドバイス(2016年1月24日)
『安すぎる羽毛ふとんには必ず意味がある!』

今、注目の快眠アドバイス  2015年10月13日

『寒いはずなのに布団を蹴るのはなぜ?』

夜の気温が下がり始めるこの時期、夜中に寒さで目が覚めてしまう。しかもなぜか布団が掛かっていない。

こんな経験はございませんか?

自身の経験としては無くても隣で寝ているパートナーや眠った子供の様子を確認した時、この様な寒いはずなのに布団を掛けていない状態に気がつくかもしれません。

この原因は布団の中の「ムレ(蒸れ)」と考えて間違いないでしょう。

人は眠りに入ると汗をかきます。これは季節に関係しません。特に徐波睡眠と呼ばれるノンレム睡眠の第3~4段階で汗が大量に出ます。

もし使っている寝具の吸湿性が悪く、汗を素早く体の表面から寝具に吸収・移動させる事が出来ないと、ムレによる不快感が強まり、その不快感を取り除く為に布団を蹴とばします。

そして冷たく乾燥した外気に汗をかいた体がさらされると、汗は気化して体から熱を奪います。この時の熱は体の表面のもの、深部体温ではなく表在体温が下がることになります。冬に運動して汗をかき、その状態で放置していると一気に体が冷たくなるのを想像して下さい。

感覚として暑い時期の寝具に「吸湿性」が大切なのは分かりやすいと思いますが、寒い時期でも寝具には吸湿性が必要なのです。

まず体に近い寝具から優先的に「天然素材」を使ったものに変えてみましょう。つまり最優先にチェックするのは「パジャマ」になります。

秋や冬によく使われる具体的な天然素材は「綿」や「羊毛(ウール)」ですね。

パジャマの次はシーツや敷パッド、カバーに毛布(ケット)といった「補助寝具」をチェックしましょう。敷ふとんや掛ふとんが天然素材を使ったものじゃなくても、その内側に使う補助寝具を天然素材に変えてみるだけでも“ムレ感”は変わってきます。

補助寝具で吸湿性を補いたい場合にオススメなのは「敷パッド」や「キルトケット」の様な薄くワタを入れてミシンでキルティングをかけた商品です。

右の画像は「パシーマキルトケット」という商品ですが、見た目がシーツみたいなので掛けて使うには違和感を覚える方も多いですけど、使った方の評判は非常に良いです。基本素材は綿なので、ご家庭で簡単に洗えるのも嬉しいポイントです。

お値段はSサイズ(約145×240cm)で税込7,020円です。Dサイズ(約180×240cm)は税込8,640円です。

もちろんパシーマキルトケットじゃなくても構いませんよ。大事なのは「天然素材をきちんと使っているか」です。

天然素材をきちんと使っているかを確認するには商品の品質タグを確認しましょう。

敷パッドやキルトケットの様な商品を選ぶ際は「詰め物(中わた・中綿)」の素材までしっかり確認して下さい。



これからの季節はインフルエンザ等の感染症に注意が必要です。ちゃんとした睡眠が取れていないと免疫力が低下し、感染症にも罹りやすくなります。

布団を蹴飛ばさないで一晩中グッスリ眠れる様に使う寝具を工夫してみましょう。

睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けています。お気軽にどうぞ。


■今回のアドバイスに関連する当店BLOG記事も是非ご覧ください。
快眠アドバイス(2015年10月13日)
『実はパジャマが一番重要な寝具!?』
お店の日常(2014年10月23日)
『毛布は掛ふとんの下に使うの?上に使うの?』

メールでのお問い合わせはこちら