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快眠アドバイス

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最新の快眠アドバイス  2018年12月4日

『布団や毛布を蹴らずに眠る方法』

秋から冬、そして春にかけて掛布団を使う時期、寒いから掛布団を使うのに気が付くと掛布団を蹴飛ばしている人(体に掛かっていない人)が増えているみたいです。

掛布団だけじゃなく毛布も蹴飛ばしていたり、布団からズレ落ちている人もいます。

しかも、その状態で目覚めた時は体が冷たくなってしまっている。寝た気もしない。

当然ですが、その状態は質の良い睡眠が取れていない証拠です。睡眠は体の免疫力に影響しますので、風邪やインフルエンザ等の感染症に罹るリスクも高まります。

今回はこの状態を改善する方法を紹介したいと思いますが、まずこの布団や毛布を蹴飛ばす原因を知っておいて下さい。

この原因、ほぼ間違いなく寝床内(布団の中)の「ムレ(蒸れ)」が原因です。

人が質の良い睡眠を取るための寝床内環境(布団の中の温度と湿度)は目安があり、

『温度33℃(±1℃)・湿度50%(±5%)』です。

この環境を維持する事が気持ちよくグッスリ眠るために必要です。

そして、布団や毛布を蹴らずに眠りたいなら『湿度』がキーポイントになります。

人は季節に関係なく睡眠中に発汗します。布団や毛布などの寝具が汗をしっかり吸わないと寝床内の湿度が上昇し、目安を大幅に上回ります。するとムレによる不快感を解消するために無意識に掛けている布団や毛布を体から退けようとするのです。

つまり布団や毛布を蹴らずに眠る方法とは「汗をしっかり吸える寝具を的確に使う事」と言えます。

汗をしっかり吸える寝具とは『自然素材をちゃんと使った寝具』の事です。具体的な素材名は下記の通りです。ついでに吸湿性の悪い化学繊維の具体名も書いておきます。

【寝具に使われる具体的な自然素材】
「綿(コットン)」「羽毛(ダウン)」「ウール(羊毛)」「シルク(絹)・真綿」「カシミヤ」「キャメル(ラクダの毛)」「麻(リネン・ラミー)」「アンゴラ」「アルパカ」「ビクーニャ」
※尚、「レーヨン」「リヨセル」などの再生繊維は自然"由来"の繊維であり当店では自然素材として考えません。

【寝具に使われる具体的な化学繊維】
「ポリエステル」「アクリル」「ナイロン」「ポリウレタン」「ポリエチレン」

それでは、上記の素材名を踏まえた上で「布団や毛布を蹴らずに眠る方法」を紹介します。

【方法その①】
綿を使ったパジャマを着る

人に一番近い寝具と言えばパジャマです。睡眠中の発汗に最初に対応する寝具がパジャマなんです。どんなに良い掛布団や毛布を使ってもパジャマの汗吸いが悪いと効果が半減します。

当店では「肌に触れる裏面の組成が綿100%」もしくは「全体の組成が綿70%以上」のパジャマを秋冬用として品揃えしています。

綿と言うと平織りの生地の肌触りを想像する人もいますが、綿は原材料名です。綿を使った肌触りの暖かい生地はたくさんあります。ニット、ネル、ビエラ等が代表ですね。秋冬に出回る綿のパジャマは基本的にその様な生地を使いますよ。実物に触れてもらったら分かると思います。

【方法その②】
毛布の使い方を見直す

毛布を使っている方は掛布団の内側に入れますか?それとも上に乗せますか?

この毛布の使い方は毎年議論を呼びますが、吸湿性の良い自然素材の毛布なら内側に、吸湿性の悪い化繊の毛布なら上に乗せるのが正解です。

もしポリエステルやアクリルといった化繊の毛布を内側に使っているなら、まずは掛布団の上に乗せてみましょう。写真の毛布はアクリル毛布です。

【方法その③】
自然素材の毛布を内側に使う

吸湿性の良い自然素材の毛布を掛布団の内側に使って吸湿性を上げてみましょう。

毛布に使われる自然素材の代表は「綿」「ウール」「カシミヤ」「キャメル」「シルク」です。当店ではこの5種類を扱っていますが、この他に「アルパカ」や「ビクーニャ」等も自然素材の毛布として存在します。ちなみに写真の毛布は綿毛布です。

それから吸湿性を高めた高機能化繊毛布も候補になります。当店は山甚物産の「マイクロマティーク」をオススメしています。ただし、マイクロマティークよりも綿やウールの方が安価ですよ。

【方法その④】
自然素材のインナーケット

自然素材の毛布よりも吸湿性の良いインナーケットを掛布団の内側に使ってみましょう。代謝が良く汗っかきの方はこっちの方法がオススメです。

インナーケットとは夏用の肌掛布団の事です。毛布と違って"わた"が入っているので吸湿性は良くなりますが、この中わたの素材とそのわたを包む側生地の両方にちゃんと自然素材を使っているかがポイントです。

側生地は基本的に「綿」ですね。高級なケットにはウールやシルクが使われる物もあります。中わたの素材は「綿」「ウール」「キャメル」「真綿(シルク)」等です。

ただしインナーケットに「羽毛」はオススメしません。日本で販売される羽毛を使った寝具のほとんどがダウンプルーフという目つぶし加工を施しているので、生地に綿を使っていても吸湿性はそれほど良くないんです。

【方法その⑤】
側生地が綿100%の羽毛布団

お使いの掛布団が化繊の中わたを使っているなら羽毛布団を使ってみましょう。ただし「側生地が綿100%」のタイプを選んで下さい。その④で書いた通り、日本の羽毛布団はあまり吸湿性がよくありません。それなのに化繊の側生地を使ったら吸湿性は非常に悪くなりますので。

それから羽毛布団は冬用だけじゃなく中身の量を減らした夏用の肌掛、春秋用の合掛というタイプもあります。体質や寝室環境によっては合掛でちょうどイイ場合もありますし、その④のインナーケットに乗せる羽毛布団として肌掛や合掛を使う方法もあります。

【方法その⑥】
手づくり綿わた掛布団

吸湿性の良い冬用の掛布団なら「綿わた」があります。羽毛布団に比べて吸湿性は上がるのですが、重たくなるのが欠点です。ただ、その重さが欲しい方もいますし、苦にならない方もいます。掛けた感覚は実際に試し掛けをしてみて判断して下さい。

また当店で仕立てている綿わた掛布団は綿100%のわたではありません。吸湿性を損なわない程度にポリエステルわたを混ぜた綿70%・ポリエステル30%のわたを使っています。これにより軽さと膨らみを出しています。その為、見た目の厚さは羽毛布団と大差はありません。

綿わた掛布団も羽毛布団と同じ様に夏用の肌掛、春秋用の合掛があります。当店では専属の職人がいますのでわた量変更やサイズオーダーを短納期(通常1週間ぐらい)でお受けできますよ。

【方法その⑦】
綿を使った冬用のあったか布団カバー

掛布団に使うカバーも最近は毛布の様なモフモフのカバーがありますが、このカバーの素材もしっかり確認しましょう。毛布と同じで化繊だと蒸れて蹴飛ばします。自然素材の「綿」を使った同じ様な肌触りのカバーがありますので、そちらを選びましょう。

パジャマと同じ様に綿はヒンヤリすると思っている人がカバーの場合もいますが、綿をどの様な生地に加工するかで肌触りは別物になりますからね。ニットやガーゼといった生地のカバーも柔らかくてオススメです。

【方法その⑧】
自然素材の冬用あったか敷パッド(ベッドパッド)

これは蹴飛ばすというより寝相が悪い、布団や毛布がズレるという場合の改善方法に近いですが紹介しておきます。

敷ふとんやベッドマットレスに使う敷パッド(ベッドパッド)の吸湿性が悪いと寝返りが増えます。寝返りが増え、よく動く様になると掛けている布団や毛布がズレ落ちる可能性が高まります。枕もズレたりします。

敷パッド(ベッドパッド)の肌に触れる表生地の素材が「綿」や「ウール」を使った冬用の敷パッドを使ってみましょう。

また、代謝の良い汗っかきの方の場合は「詰め物(中わた)」の素材まで綿やウールが使われているかを確かめましょう。

以上。こんな感じです。

まずは今使っている寝具の素材を見直して、上記の方法の内容に反している寝具をチェックしましょう。その寝具の肌に近いモノから変えて様子を見ていく事をオススメします。

寝具や睡眠の良し悪しの判断は寝る時よりも目覚めた時の感覚の方が大事です。化繊の寝具の多くは肌触りがいかにも暖かそうで、しかも寝る瞬間の蒸れを暖かさと勘違いしてしまう場合が多いです。

寝具は「長時間使う事」を頭に入れて選びましょう。

睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。


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今、注目の快眠アドバイス  2015年10月13日

『寒いはずなのに布団を蹴るのはなぜ?』

夜の気温が下がり始めるこの時期、夜中に寒さで目が覚めてしまう。しかもなぜか布団が掛かっていない。

こんな経験はございませんか?

自身の経験としては無くても隣で寝ているパートナーや眠った子供の様子を確認した時、この様な寒いはずなのに布団を掛けていない状態に気がつくかもしれません。

この原因は布団の中の「ムレ(蒸れ)」と考えて間違いないでしょう。

人は眠りに入ると汗をかきます。これは季節に関係しません。特に徐波睡眠と呼ばれるノンレム睡眠の第3~4段階で汗が大量に出ます。

もし使っている寝具の吸湿性が悪く、汗を素早く体の表面から寝具に吸収・移動させる事が出来ないと、ムレによる不快感が強まり、その不快感を取り除く為に布団を蹴とばします。

そして冷たく乾燥した外気に汗をかいた体がさらされると、汗は気化して体から熱を奪います。この時の熱は体の表面のもの、深部体温ではなく表在体温が下がることになります。冬に運動して汗をかき、その状態で放置していると一気に体が冷たくなるのを想像して下さい。

感覚として暑い時期の寝具に「吸湿性」が大切なのは分かりやすいと思いますが、寒い時期でも寝具には吸湿性が必要なのです。

まず体に近い寝具から優先的に「天然素材」を使ったものに変えてみましょう。つまり最優先にチェックするのは「パジャマ」になります。

秋や冬によく使われる具体的な天然素材は「綿」や「羊毛(ウール)」ですね。

パジャマの次はシーツや敷パッド、カバーに毛布(ケット)といった「補助寝具」をチェックしましょう。敷ふとんや掛ふとんが天然素材を使ったものじゃなくても、その内側に使う補助寝具を天然素材に変えてみるだけでも“ムレ感”は変わってきます。

補助寝具で吸湿性を補いたい場合にオススメなのは「敷パッド」や「キルトケット」の様な薄くワタを入れてミシンでキルティングをかけた商品です。

右の画像は「パシーマキルトケット」という商品ですが、見た目がシーツみたいなので掛けて使うには違和感を覚える方も多いですけど、使った方の評判は非常に良いです。基本素材は綿なので、ご家庭で簡単に洗えるのも嬉しいポイントです。

お値段はSサイズ(約145×240cm)で税込7,020円です。Dサイズ(約180×240cm)は税込8,640円です。

もちろんパシーマキルトケットじゃなくても構いませんよ。大事なのは「天然素材をきちんと使っているか」です。

天然素材をきちんと使っているかを確認するには商品の品質タグを確認しましょう。

敷パッドやキルトケットの様な商品を選ぶ際は「詰め物(中わた・中綿)」の素材までしっかり確認して下さい。



これからの季節はインフルエンザ等の感染症に注意が必要です。ちゃんとした睡眠が取れていないと免疫力が低下し、感染症にも罹りやすくなります。

布団を蹴飛ばさないで一晩中グッスリ眠れる様に使う寝具を工夫してみましょう。

睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けています。お気軽にどうぞ。


■今回のアドバイスに関連する当店BLOG記事も是非ご覧ください。
快眠アドバイス(2015年10月13日)
『実はパジャマが一番重要な寝具!?』
お店の日常(2014年10月23日)
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